サポートルーム
小児内分泌専門家の医師(国立成育医療センター原田正平先生)のコラムや、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)をはじめ小児科関連に関するお役立ち情報やサービスを掲載します。
更新日 コラム・お知らせ
02月09日(火) 10:17 赤ちゃんからの採血の部位
01月20日(水) 02:13 Twitterツイッターはじめています。
01月02日(土) 10:23 小児慢性特定疾患治療研究事業の年齢制限について
2009年12月30日(水) 09:38 「おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり」続報
2009年12月26日(土) 00:41 絵本の中のタバコ
2009年12月23日(水) 00:58 タバコ税増税について
2009年12月07日(月) 15:48 7th International and Latin American Congress of Inborn Errors of Metabolism and Neonatal Screening
2009年12月04日(金) 12:53 ワクチン後進国と自覚すべき 
2009年12月04日(金) 02:01 中東地域 新生児マススクリーニング確立支援 JICA講義
2009年12月03日(木) 07:12 我が国の小児医療の行く末を憂う

赤ちゃんからの採血の部位

2010年02月09日(火) 10:17 by drharasho

メール相談で尋ねられたことです。

詳しいことは情報ルームに改めて載せますが、
まずは簡単に。

Q:どの様な病気なのかを、ネットで調べたところ、採血方法について疑問があります。
足のかかとから採血すると記されているのに、どうして、我が子は、
手の甲から採血されたのでしょうか。丸印の後が残っております。

A:赤ちゃんからの採血のことですが、
30年以上前に新生児マススクリーニングが世界的に始められた当初から、
採血のやりやすさ、安全性、費用などの点から、
赤ちゃんの足の裏(かかと)からの採血が基本でした。

それとは別に、病気の赤ちゃんから採血する必要があるとき、
どこから採血するかがいろいろ検討され、
手の甲(手背)の静脈からの採血が、
比較的簡単であることもわかってきました。

マススクリーニング用の採血は、
お医者さんではなくて、
検査技師さんや看護師さん、
助産師さんがすることが多く、
そうした場合は足底採血が一般的です。

しかし、ときにお医者さんがする医療施設があり、
そうした場合、手背静脈から採血する
施設もあることがわかっています。

たぶんお子さんから採血したのが、
お医者さんのため、そうだったのだと思います。

検査値などに大きな違いはありません。

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Twitterツイッターはじめています。

2010年01月20日(水) 02:13 by drharasho

「つぶやきブログ」などと紹介される、ツイッター始めています。
ここをクリックして下さい。

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小児慢性特定疾患治療研究事業の年齢制限について

2010年01月02日(土) 10:23 by drharasho

小児慢性特定疾患治療研究事業の年齢制限についてアンケート調査を行いました。
情報ルームにその結果をまとめましたので、ご覧下さい。

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「おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり」続報

2009年12月30日(水) 09:38 by drharasho

児童向け月刊誌「たくさんのふしぎ」の2010年2月号での喫煙描写問題で、
進展がありました。

出版社の「福音館書店」では、タバコの有害性とその子どもへの悪影響を
きちんと考えていなかった出版であるとして、2月号の発売中止、回収を決め、
同社のホームページでその経緯を明らかにしています。

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「たくさんのふしぎ」2010年2月号
『おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり』についてのおしらせ


 このたび、読者の方より、月刊「たくさんのふしぎ」2010年2月号『おじいちゃんのカラクリ
江戸ものがたり』に喫煙シーンが頻繁に描かれており、本文にもタバコを礼賛する内容が
記載され、WHOタバコ規制枠組み条約に違反する、また日本たばこ産業株式会社の関与
が疑われる、とのご指摘をいただきました。
 弊社としましては、この問題を重く受け止め、以下の対応をいたします。

 『おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり』は、主人公のおじいちゃんがタバコ好きという
設定になっており、おじいちゃんがパイプをくわえ喫煙したまま孫たちと同席している場面
も複数描かれています。これは、過去と現在をわかりやすい形で関係づける小道具として
使用したものであり、喫煙を推奨したり、子どもたちの受動喫煙を肯定したりする編集意図
はまったくありませんでした。しかしながら、喫煙による健康被害と受動喫煙の害について
の認識が足りず、このような表現をとってしまったことは、子どもの本の出版社として配慮
に欠けるものでした。深くお詫び申し上げます。

 つきましては、「たくさんのふしぎ」2010年2月号『おじいちゃんのカラクリ江戸ものがた
り』の販売を中止いたします。また、すでにお手元に届きました同誌については、下記宛に
ご送付ください。別途ご案内申し上げます。

 なお、巻末にある「協力」は、江戸時代の風俗に詳しい研究者個人として時代考証をお
願いしたものです。「たばこと塩の博物館」やその運営母体である日本たばこ産業株式会
社と、この作品の企画意図との間には、一切関係はございません。

 子どもの文化に関わる出版社として、今後は、子どもたちの未来と、その未来をとりまく
環境にいっそう配慮してまいります。

2009年12月28日
株式会社 福音館書店
代表取締役社長 塚田和敏

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また販売中止を受け、読売新聞、朝日新聞に、それぞれ以下のような記事が載りました。

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愛煙家おじいさん登場、児童誌が販売中止に

福音館書店(塚田和敏社長)は28日、月刊「たくさんのふしぎ」の
2010年2月号として発売した「おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり」
(文・絵、太田大輔)を販売中止にすると、ホームページで発表した。
対象年齢は小学校3年生からで、発明家のおじいちゃんが2人の孫に
江戸時代の暮らしを説明する内容。おじいちゃんはたばこ好きの設定で、
喫煙したまま孫たちと同席する場面が何度も描かれている。

喫煙に反対する団体などから「たばこを礼賛している」「たばこ規制枠
組み条約に違反する」といった指摘があり、同社は販売中止を決定した。

ホームページでは、塚田社長名で「(たばこは)小道具として使用した
ものであり、喫煙を推奨したりする編集意図はまったくありません」と説明。
「しかしながら、子どもの本の出版社として配慮に欠けるものでした」と謝罪した。

(2009年12月29日05時08分 読売新聞)

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子どもの前の喫煙描写で販売中止 福音館書店の児童雑誌

 福音館書店は28日、児童向け月刊誌「たくさんのふしぎ」の
2010年2月号として発売した「おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり」
(太田大輔文・絵)の販売を中止した。読者から、子どもの前での喫煙シーンが
多いとの指摘を受けたためという。

 同誌は小学校中学年以上が対象で、2月号は、おじいちゃんが発明した
機械を使って孫2人が江戸時代の暮らしをのぞく物語。おじいちゃんは
愛煙家という設定で、パイプをふかしながら孫と食事をしたり、
話したりする場面が4回、描かれている。

 米山博久・月刊誌編集部長によると、発売直後の25日、購読している
小児科の医師らから「喫煙を推奨したり、子どもの受動喫煙を肯定したり
しているのではないか」などと指摘された。同社は「子どもの本の出版社
として配慮に欠けた」として販売中止を決めた。

 米山編集部長は「喫煙シーンを著者に描き直してもらい、
改めて出版する予定」と話す。

(2009年12月29日19時15分 朝日新聞)

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日本小児科連絡協議会・子どもをタバコの害から守る合同委員会では、
子どもたちをタバコの害から守るために、

1)最初の1本を吸わせないよう喫煙防止教育をする。
2)子どもの周囲の大人が喫煙しないよう、受動喫煙防止対策を進める。
3)吸い始めてしまった未成年喫煙者に禁煙支援(卒煙外来など)を行う。

という包括的対策を進めています。

また2005年2月27日に発効した「世界保健機関・タバコ規制枠組み条約(FCTC)」では、
現在と次の世代をタバコによる破滅的被害から守るため、
タバコ消費を減少させる、あらゆる方法をとることが決められ、
日本政府もFCTCを批准しています。

今回の「おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり」は、
明らかにFCTC違反状態であり、児童出版社がそうしたことを、
理解していないことそのものが、わが国のタバコ規制政策の
後進性を如実に示しています。

今回の「事件」を契機に、より広く啓発活動が進められる必要があります。

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絵本の中のタバコ

2009年12月26日(土) 00:41 by drharasho

「たくさんのふしぎ」(福音館書店)という子ども向けの月刊誌があります。
その多くは、とても楽しく、子どもたちに役立つ内容なのですが、
最新号(2010年2月号)はどうもいただけません。

「おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり」

青森県の小児科医の久芳康朗先生が、大いに憤り、次のようなブログを書かれています。
「福音館書店不買運動:タバコを巧妙に美化する絵本「たくさんのふしぎ」

私自身は、まだ実物を目にしていないので、はっきりと批判はできませんが、
なにより最後にある「岩崎均史(たばこと塩の博物館)」の一文が、
この本の問題点を明らかにしています。

「たばこと塩の博物館」は株式会社「日本たばこ」が実質的に運営しており、
つまりは「タバコ」の宣伝をするのがその役目の組織です。

まさに「タバコ礼賛」の絵本に外ならないことが、見えてきます。
なんとあくどく巧妙なことでしょう。



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タバコ税増税について

2009年12月23日(水) 00:58 by drharasho

平成22年度税制改正大綱で、やっとタバコ税の増税が決められました。

これまでの自民党政権でのタバコ税の僅かずつの増税と違い、
以下のような、まっとうな意見による増税です。

やっと国民の健康を考える政府が誕生したと言うことでしょうか。

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たばこ税・酒税は、いずれも消費税と実質的に二重の負担をもたらす
ものであると同時に、これまで安易な財源確保策として用いられてきた
という問題があります。

これはたばこ税・酒税が財源確保を目的に創設されたことに由来する
ものですが、前記の基本的な考え方に照らして、このようなあり方は望
ましいものではありません。
たばこ税・酒税は国民の健康に対する負荷を踏まえた課税に改めるべ
きであり、その際には国民に分かりやすい仕組みにすることが必要です。
その観点から、酒税については、酒類の生産・消費の状況等に配慮しつ
つ、類似の酒類については、基本的に致酔性の観点からアルコール度数
に着目した税制とすることを検討します。

たばこ税については、国民の健康の観点から、たばこの消費を抑制す
るため、将来に向かって、税率を引き上げていく必要があります。その
判断にあたっては、たばこの消費や税収、葉たばこ農家、小売店、製造
者等に及ぼす影響等を見極めつつ行っていくこととします。その過程
で、たばこ法制について、現行のたばこ事業法を改廃し、たばこ事業の
あり方について、上記のたばこ関係者の生活や事業の将来像を見据え
て、新たな枠組みの構築を目指すこととします。
上記の方針に沿って、平成22 年度において、1本あたり3.5 円の税
率引上げ(価格上昇は5円程度)を行います。

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「現行のたばこ事業法を改廃し、・・・」
この一文があることで、なんと多くの国民がタバコによる健康被害から、
救われることでしょうか。

子どもたちのためにも、一刻も早く値上げしてもらいたいものです。

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7th International and Latin American Congress of Inborn Errors of Metabolism and Neonatal Screening

2009年12月07日(月) 15:48 by drharasho

第7回国際新生児スクリーニング学会およびラテンアメリカ先天代謝異常学会参加のため、
メキシコ合衆国カンクン市(ユカタン半島の北東に位置します)に来ています。

学会初日(12月6日)の写真などを「情報ルーム」に載せました。

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ワクチン後進国と自覚すべき 

2009年12月04日(金) 12:53 by drharasho

日本中の話題をさらっていた「事業仕分け」。

情報ルームに「ワクチン後進国と自覚すべき」という記事を転載しましたが、
この記事を読むと「国民の命を直接救おうとしない」この国の為政者は、
いったいなにを考えているのだと思う。

このヒブワクチンの値段の高さに接種をためらい、
お子さんを亡くされたお母さんの嘆き悲しみと、
「事業仕分け」での論戦を比べると、
怒りを超えて、むなしさだけが残る気がしてしまう。

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中東地域 新生児マススクリーニング確立支援 JICA講義

2009年12月04日(金) 02:01 by drharasho

札幌市の衛生研究所でモロッコからの4人の研修生の方達に、
新生児マススクリーニングの確立支援コースでの
講義をしてきました(12月3日)。

そのときの写真などを「情報ルーム」に載せました。

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我が国の小児医療の行く末を憂う

2009年12月03日(木) 07:12 by drharasho

日本小児科学会・小児医療提供体制検討委員会・委員長
(小児科医・東京大学大学院医学系研究科・国際保健政策学・准教授)の
森臨太郎先生による、表題の論説がでました。

大変考えさせられる内容ですので、「情報ルーム」に載せました。
ご一読下さい。

「子どもを大切にする」国であって欲しいものです。

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